40代後半で2度の正社員転職に成功しつつも、
働き方や仕事が合わず2社目を5ヶ月で退職しました。
2社目の仕事ではミス連発していたのですが、その原因は「仕事が合わなかった」というだけではないと思っています。
この職場の経験から、おそらく自分は発達障害ADHDのグレーゾーンなのではないか、という懸念が出てきました。47歳にしてです!
いろいろと調べると、子供の頃から現在までの自分の行動を考えた時に、不注意・衝動性の面から、当てはまる行動を繰り返してきたと自覚しました。
ただ、退職後に適応障害なのか鬱の症状なのか、落ち込みが激しくて心療内科に受診したとき、医師には同じ仕事を数年単位でできていればADHDではないと言われたので、あくまでも自分だけががADHDグレーゾーンだと自覚しているだけで、診断されたというわけではありません。
※同じ職場で10年以上働いていた経緯あり(非正規)
しかし、おそらく厳密に検査をすれば、ADHDの兆候は出ると思いますが、お薄〜い色のグレーゾーンに位置している気もします。
看護師の友人曰く、人は誰でもADHD寄りかASD寄りかどちらかになるのでは、と言われてなるほどな、と思いました。
それでも、仕事には適性があるので、こんな自分でも自信をもってできそうな仕事があるかどうか、というのを時間をかけてリサーチした経緯もあり、忘備録として記事にしようと考えました。
ということで、今回は発達障害ADHD気質の人でも比較的向いてると考えられる仕事をピックアップしてみました。ただ、正直なところ、仕事というものはやってみないと分からないことも多いですし、求人票では見えてこない仕事もあったりします。
またADHDといっても、人によっては症状の出方も違うと思うので、すべてのADHD不注意型の方に当てはまるわけではないと思います。
とはいえ、こういう職種なら割といけるのではないか、という自分なりの分析をもとに今回記事にしてみました。
たくさんあるADHDの仕事に関する記事の1つとして、参考にしていただければと思います。
発達障害ADHD不注意型が苦手な仕事を把握しよう
どんなに注意深く作業をしていても、抜け漏れしてしまう。
自分はなぜ、こんなにもミスをしてしまうのか。
おそらくADHD不注意型の人が直面する困りごとや悩みというのは、総じてこのような感じだと思います。
私の場合、ミス以外にもスケジュール管理や短期的な記憶力というものの欠落を実感しました。(歳のせいもあるかもしれませんが)
本当に自分自身が信じられないという状況を経験し、自分はもしや発達障害ADHDではなかろうか、ということを意識し出したのは、今後もこの仕事で改善できる自信がなかったからです。
とはいえ、これまで長く続けてきた仕事でも、多少のミスはありましたが、目立つものではありませんでした。おそらくそれは、そういうミスが誘発されやすい仕事がこれまでは少なかったからです。
不注意型ADHDグレーゾーンにとって、どの職種を選ぶかによって今後のQOL(生活の質)が大きく変わってきます。
まずは、発達障害のADHDグレーゾーンかもしれないと思った場合、何が苦手なのかをはっきりと把握しておくのが先決です。
よくいろいろな記事で書かれていますが、ADHD不注意型の人が苦手な仕事や働き方は、以下のような仕事がピックアップされることが多いと思います。私の場合も、もれなく下記すべてに苦手さを感じます。
- 細かい仕事
- 正確性を求められる仕事
- 期限のある仕事
- 料金・数字を扱う仕事
- 人と頻繁にやり取りや確認が必要な仕事
- チームでやる仕事
- 上下関係のある仕事
- フルタイムの仕事(時間の拘束が長い)
わがままだと言ってしまえばそれまでだとは思うのですが、上記のような仕事をなるべく避けるようにすることが、自分にとっては働きやすいと感じるとはっきりと言えます。
ちなみに私の場合、これまでの経験上、向いてない仕事は以下の3つでした。
今思い出しても辛い。
- 経理&総務
- サイト登録(料金含)
- 校正(チェック作業)
共通しているのは、細かく綿密な確認が伴う仕事ということです。
これらの仕事は、長くて1年、短くて数ヶ月しかもたなかった記憶があります。
ちなみに、一番短かった職場では、これらの苦手な仕事に対して、上司から細かくチェックされたことにより、ミスを指摘される頻度が高くなってしまい、自己肯定感が下がりまくって自己退職したという経緯です。
発達障害のグレーゾーンに向いてる仕事とは?
発達障害ADHDグレーゾーンでも向いてる仕事、つまりミスが目立たない仕事はどういう仕事でしょうか。
私の話で恐縮ですが、今まで比較的向いていて長く続けられた仕事は
- 講師・インストラクター
- ライティング(自社ブログ)
- 配達ドライバー
- 接客(ウエイトレス)
中でも講師は10年以上、ライティングの仕事は5年以上あります。
講師の仕事
講師の仕事は、教える内容がほぼ決まっていて、経験を積めば何を聞かれるかがほぼ想像できるため、対応しやすいという面があります。もちろん、教え方の工夫は日々必要ですが、そういったことも試行錯誤しながら自分の裁量でできるというのが、一番働きやすいと感じるポイントでしょうか。
また、時間が区切られているというのも働きやすいと思えたポイントでした。
ただ、人前で話すということは向き不向きもあります。(慣れますが)
ライティングの仕事
ライティングの仕事は、自分でブログを書いて収益化するといった仕事です。こちらも、自社ブログのため誰かに依頼されたものではなく、自分ですべて考えて行うものなので、自分のペースで仕事をすることができますし、誤字脱字などのミスが多少はあったとしても気がついた時に修正できます。ただ、誰かに指摘されないメリットもありますが、これはデメリットにもなり得ます。
もちろん、収益になるかどうかも自分次第ではあるので、下手すると仕事として成り立たない可能性はあるのですが、十分にやる価値がある仕事です。
他にも、作家・デザイナー・クリエイターなども、同じように自分の裁量で働けるため、ADHDには向いている仕事として紹介されることも多いです。
もちろんそういう才能があれば!ですが。
ドライバーの仕事
ルート回収の仕事や、配達する仕事は、働いている間は1人になれるスタイルが気に入っていました。
ただ、ADHDは不注意の度合いにもよりますが、事故を起こしやすいという統計もあるようなので、本当は運転する仕事も向いていないかもしれません。
もし選ぶとしても、人を乗せないドライバーの仕事が無難だと思います。
接客の仕事
接客の仕事については、ある程度ルーティンが決まっているウエイトレスの仕事は割とやりやすい印象です。
しかし、外部からの電話対応や予約電話対応などは、話を聞きながらメモを取る作業がかなり苦労しました。相手の声だけしか情報がなく、何を話されるかの予測もしにくいため、非常に苦痛に感じました。コールセンターなどの仕事は完全に向いていないと感じます。
これらの仕事から見るに、長続きした仕事の共通点は以下の通り。
- 自分のペースでできること
- ある程度裁量があること
- 多少の誤字や脱字があっても問題にならないこと
- 明確な区切りがあること
- 行動にルーティーンがあること
なかなかこれらの条件を満たす仕事を探すのは難しいのかもしれませんが、いろいろな求人をチェックして、地道にリサーチしていけば見つかると思います。
また、アルバイトから試してみるのも良いかもしれません。
発達障害のグレーゾーンに向いてる仕事とは?まとめ
いかがでしたでしょうか。
最初にもお伝えしましたが、私は発達障害と診断されたわけではありませんが、自分は限りなくADHDに近いと思っています。
また、ADHDであっても、その人が持つ特性はそれぞれなので、一概にこうだ!と断言することはできないと思います。
しかし、向いていないと思われる仕事やポイントについては、共通する部分も多いのではないでしょうか。
とはいえ、私自身もたくさんある仕事の中から、ほんの数種類の仕事しか経験していないので、もっとADHD気質の人に向いている仕事はたくさんあると思うのです。
まずは、向いていない仕事をしっかり把握し、そして確実に除外しながら、地道に働きやすい仕事を探していきましょう!