もくじ
eスポーツとは?日本ではまだ認知度が低い?
近年、世界的に巻き起こっているeスポーツブーム。日本の市場の盛り上がりはまだそこまでではないですが、確実に成長している分野です。
世界の競技人口は1億人以上といわれ、スポーツの祭典であるアジア競技大会でも2022年から正式競技に採用されることが決定しています。
これに伴って、2024年の五輪のメダル獲得種目になる可能性も出てきました。
eスポーツは、サッカーや野球などの他の試合と同じように、ゲームで対戦して勝敗を決めます。
海外では賞金総額がなんと10億円を超えるような、大きな大会も開催されています。
対して、日本ではそんな高額賞金の大会が開けない状態が続いています。
その理由としては、景品表示法による規制が妨げとなっていたようです。
しかし、いよいよ日本はeスポーツの大会開催に向けて環境を整備する方針を示しているそうなので、今後eスポーツの市場が格段に成長する可能性があります!
それに伴って、日本でのeスポーツの認知度も高まってくるでしょう。
eスポーツのプロゲーマーってどんな仕事?
そして、日本のeスポーツ界にも、普通のスポーツと同じように「プロ」と呼ばれる人たちがいます。
プロゲーマーは個人、もしくはプロチームに所属して活動します。
スポンサーである企業から、給料や経費などを提供してもらうのが一般的です。
彼らの仕事はゲーム会社が主催する賞金大会への出場。
また、さまざまなゲームイベントでのゲームの実演を行ったり、スポンサーのデバイスを使ったり、YouTubeなどで広告を貼った動画を投稿したりするのも仕事に含まれています。
日本ではまだまだマイナーな職業ですし、認知度も人々のプロゲーマーへの印象もいまいちですが、アメリカやヨーロッパでは公式なスポーツとして認知されています。
また、特に中国やアメリカや韓国には世界的にも、トップクラスのプロゲーマーが多いことで知られています。
もちろん実力の世界なので、成績を残さないと所属しているのであればクビもありうる厳しい世界です。
最年少のプロゲーマーは何歳?子供でもなれるの?
今、現時点で「職業」としての認知度はとても低いので、大人が子供に勧める仕事としては弱いですね。
日本では狭き門としては、プロ野球選手や、プロサッカー選手と同等か、それ以上に認知度も憧れ度もまだそれほどないので、周りからは賛同を得られないかもしれません。
しかし、世界では未成年のプロゲーマーも多く活躍しています。
実際に活躍中の最年少プロゲーマーとしては、イギリスに暮らすKyle Jackson(カイルジャクソン)君は(”Mongraal“の名前で活動中)の13歳が現時点では一番若い人物なのではと思います。
ヨーロッパのトップを目指し活動しているプロチーム「Team Secret」で2018年4月に設立されたフォートナイト部門に所属しています。
彼の詳細については、以下のように説明がありました。
8歳の頃にゲームを始め、3年後にはゲームプレイの上手さが目立つようになり、才能だけでなく休みの日には一日中ゲームをして練習を積んでいる。
両親も彼を手厚くサポートしているが、家族のルールとして、ゲームをしていいのは午後9時まで。「今のところ学校ではどの教科でも成績がとても良いので、ずっとゲームをしていても親に心配されることはあまりないですね。勉強する時間も確保できていますから」
「学校の友達から羨ましがられるのでは?」という質問には、「ゲームをして世界中を飛び回れるのってどんな子供にとっても夢だと思う」と答えた。
引用元:jin115.com
管理人が思うことは、何かに秀でている、長けている人は、色んな分野(例えば勉強)にも力を発揮することができるんだなとつくづく感じます。
向き不向きはあっても、バランスが良いのでしょうね。
あとは、「好きこそものの上手なれ」とはよく言ったもので、好きだから上手くなるんですね。
プロゲーマーの収入源は?日本と海外の違い
プロゲーマーは、ゲーム会社とスポンサー契約を結びます。
さまざまなゲームイベントでのゲームの実演を行ったり、対戦イベントでの報奨金や賞金などが主な収入源です。
調べたところ、日本のプロゲーマー平均年収は450万円。
しかし、賞金稼ぎが主な収入源なので、毎月決まった月給が入らないので不安定です。
しかも、ほとんどのプロゲーマーはチームで、ゲーム大会に参加するので、優勝賞金や報奨金もチームのメンバーで分配します。
ですので一人当たりの報酬はあまり多くありません。
いくつかの国でプロゲーマーが稼ぐ年収がどれくらい違うのか調査してみました。
日本のプロゲーマー | 450万円~数千万円 |
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中国のプロゲーマー | 370万円以上 |
アメリカのプロゲーマー | 460万円~数億円 |
韓国のプロゲーマー | 420万円~数億円 |
最低年収はそんなに差はないものの、アメリカや韓国の最高年収が億単位!
海外では、eスポーツの認知度も高く、数億円単位の賞金や報奨金の大会が数多く開催されているのが大きな理由ですね。
ちなみに、日本でプロゲーマーは数十人で、生計を立てられるほどの年収を稼ぐのは、数人程度と言われています。そのほとんどが兼業だということですね。
最年少プロゲーマーは何歳?まとめ
いかがでしたか?
他のスポーツ同様、技術を伴う仕事なので、練習はずっと続けていかなければならないのは同じ。ただ、ゲームの特徴は年々進化して新しいものが出てくるところですので、「新しもの好きでゲーム好き」というのはプロになってからも必須条件ですよね。
現在の平均年収を考えると、専業でやるにはちょっと厳しい職業かもしれません。
今後、日本の法律が整備され、市場規模が大きくなってくれば、どんどんスポンサーとなる企業も参入してくるでしょう。テレビやインターネットでプレイの様子を中継されたりすることも増え、人々の関心も高まってくるのではないでしょうか。
きっと、数年後には、現在まだ数十人のプロの数も、かなり増えていきそうですね。
現状として、日本では子供に「目指していいよ!」と断言できるのは、もう少し先になりそうですね。