毎年恒例のM-1グランプリ。
2018年度は、上沼恵美子さんの審査のやりかたに対しての批判が波紋がを呼んでいましたよね。
しかし、これはめずらしいことではありません。
毎年のように、これらの審査に対する疑問はあります。
審査はあくまで公平な立場で行われるべきもの。
どうしても、一部の審査員のコメントを聞くとそうは思えなくなってしまうのです。
審査員として必要なものはどんなことかを再確認しつつ、また、M-1グランプリ審査員の過去の「審査」時のコメントで、ちょっと不適切かなと思われるものを集めてみました。
話題の上沼恵美子さんコメントも注目していきましょう!
もくじ
審査員がするべき心構えとは?基本は客観性!
公平に審査する心構えとしての基本姿勢は「客観的」かどうか。
ここに自分の主観を加えてはいけません。
お笑い審査のみならず、どの審査でもそうですが、「顧客が満足しているか」「どうしてそうなのか」「良かった点」「悪かった点」などを客観的に審査する必要があります。
ですので、自分の好みや年齢による感覚、ひいき目などは一切審査に反映させてはいけないのです。
優れた審査員は、高い想像力を持ち、客観的意見を適切な表現でコメントできる「スキル」が必要になってきます。
審査する人間の資質というのが重要になってくるのは言うまでもありませんよね。
しかし、これがなかなか難しいというもの。
そもそも機械のように的確な審査ができる人間ってそんなにいないですし、仮に機械的に客観的になりすぎてもあまりにも面白みがなさすぎますよね
上沼恵美子はひいき目?とろサーモン騒動で考える
M-1グランプリの審査員は、芸歴が長いお笑い界のベテランの超大物が多い印象です。
2018年の審査員は以下の通りでした。
オール巨人さん、上沼恵美子さん、サンドウィッチマン富澤さん、立川志らくさん、ナイツ塙さん、中川家礼二さん、松本人志さん
今回の審査員の上沼恵美子さんに対して、とろサーモンの久保田さんとスーパーマラドーナ武智さんが、審査の仕方について指摘したうえで、暴言を吐いたとしてかなり話題になりましたよね。
酔っていたとはいえ「更年期障害」という暴言も一緒にしてしまったこと、誰でも見ることができる公の場での発言だったということで、この騒動が目立ってしまったのでしょう。正直この発言はかなり不適切だったと管理人も思います。
しかし、世間の視聴者も審査の仕方については疑問を持っている人が多いです。
審査員の好みや主観、ひいき目で審査しているのでは?
ツイートでもこの手の指摘はよく見かけますよね。
特に、上沼恵美子さんに対してのこういった意見は多いようです。
上沼恵美子さん、好きだけど贔屓はダメでしょ。やりすぎだわ。平等に審査してください。#M1グランプリ2018#M1グランプリ#M1
— K (@mj56110509) December 2, 2018
今回のMー1は審査員が駄目すぎる。
なぜ精一杯笑いを取ろうとした人の後で
・ダメ出し連発、会場とお茶の間を凍りつかせる
・「ファンだから」と高得点発言上沼恵美子
・天邪鬼な志らくこれは酷い。
面白いひと時を楽しみにしてるのに。#M1グランプリ #M1— きめら.Tata (@Kimera90517399) 2018年12月2日
すみません、なんでこれで630も取れるのか…あと、笑えないのに面白かった人、審査員によくなれましたね。#M1グランプリ #立川志らく #面白くない pic.twitter.com/IDXZd7FuET
— ビースト先輩 (@114514810TON) 2018年12月2日
審査員として、ネタの質とか観客の受け具合とかを加味して客観的に、自身の交友関係などを外して的確なコメントをしてくれているのは富澤さんかな、塙さんと礼二さんも
あとの人達は自身の好みとかボケてウケたがるだけのように見える
芸人達の今後の為を考えてるならば前者のように#M1グランプリ #M1— _the way you move (@to_grasp_fas) 2018年12月2日
しかし、M-1グランプリは数ある賞レースの中でも特殊と言えるものでもあります。
そもそも「お笑い」による「笑いのツボ」というのは、人それぞれ違うからです。
審査自体の難易度が高い分野であることは間違いないです。
過去のM-1審査員の炎上コメント|多いのは上沼恵美子
過去3年間の審査員が発したコメントで、炎上したり、批判が多かったものをまとめてみました。
2018年 | 上沼恵美子「ファンです。ミキの自虐ネタはいい」(ミキ) 「ふらんといて」「このネタは嫌い。」(ジャルジャル) 立川志らく「ハゲ方があんまりおもしろくない」(ギャッロップ) 「ずっと見ててひとつも笑えなかった。だけどもものすごい面白かった。」 (ジャルジャルへつけた点数は審査員中最低点) |
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2017年 | 上沼恵美子「頑張ってるのわかるけど好みじゃない」 「よう決勝残ったなと思って、、、」 「もういいですか?(コメント後にニコニコ)」 (マジカルラブリーへ) |
2016年 | 上沼恵美子「私の好きな漫才です」 「私大好き。もっと点数入れたかったんだけど…」 (アキナへ) |
審査員としてのコメントで、批判されたり炎上が起きるのは「好き」や「好み」を明らかに審査に反映させている時。あとは、審査コメントと点数がマッチしない時や、ネタとは関係ない芸人の外見などをコメントするとかですね。
特に自分の「好み」を審査に入れてしまうのが「上沼恵美子」さんなんですね。
しかし、全体的なコメントを追ってみましたが、的確なコメントも多く残していますし、審査自体がキツさの中に「面白い」という特徴もあります。
視聴者からの評価のツイートなども多くあります。
炎上コメントだけを切り取ると、ちょっと審査員としてはどうかと思いますが、全体を通して見てみると、独特な切り口からの審査で、これはこれで存在感を持っているという印象です。
M-1グランプリは審査員のための審査が必要?
審査員は超ベテランかどうかは重要ではなく、審査員として向いているかどうかが大きいと思います。
ベテランで漫才は極めていても、審査員として適切な人材かどうかは別の話。
視聴者のみんなが求めているのは、説得力のある的確なコメントですよね。
ちなみに今回の2018M-1グランプリの審査員の中では、審査員として称賛されていたのは、この中では若手の人たち。
審査員として、ネタの質とか観客の受け具合とかを加味して客観的に、自身の交友関係などを外して的確なコメントをしてくれているのは富澤さんかな、塙さんと礼二さんも
あとの人達は自身の好みとかボケてウケたがるだけのように見える
芸人達の今後の為を考えてるならば前者のように#M1グランプリ #M1— _the way you move (@to_grasp_fas) 2018年12月2日
富澤、塙、礼二がクッソ有能。立川志らくはジャルジャルの点だけ血迷ったけど、言っている意味はわかる。今年は結構審査員が機能してる。松本人志はそもそもが変化球の唯一無二の芸風だし、島田紳助の代わりは上沼恵美子ではしんどい。比較的若い審査員がかなり効いている今大会。#M1 #M1グランプリ
— 燕子花 (@kktsbt00) 2018年12月2日
かまいたち、面白かった!
そして審査員のナイツ塙さんや立川志らくさんのコメントが深くて素敵です(^^)
今年は審査コメントが多くて面白いなぁ#M1グランプリ pic.twitter.com/megQRTL8XZ— 日高大介 (@hdkdisk) 2018年12月2日
あとは、審査員を辞退した博多大吉さんについてのツイートも目立ちました。
大吉さんにも審査して欲しかったなー!#M1グランプリ
— サヤ (@saya_s_a_y_a) 2018年12月2日
M1の審査員に、大吉先生がいないことがショックすぎて。
昨年は、M1後に大吉先生が審査についての解説されていたのが、本当に素晴らしくて、今年も楽しみにしていたのに。。#M1グランプリ #M1審査員 #大吉先生— すもも (@sumomolog) 2018年11月25日
M-1グランプリ運営サイドが、これからもこの審査スタイルを続けるなら、もしかしたら、審査員を視聴者がネットで審査し、次年度の審査員選出に反映させるというのも手かもしれません。
審査をインターネット投票することも視野に入れても良いかもしれませんが、いずれにせよ、主観での審査には違いありませんので。
M-1グランプリ過去の審査員のコメントは適切?まとめ
いかがでしたか?
公平に審査するというのは、意外と大変なこと。
しかし、毎年のように審査に対しての疑問が残る人についてはオファーしないということもトラブル回避には大事なことですよね。
ただ、M-1グランプリはこれらの審査員の発言(おかしいものも的確なものも)もひっくるめて、エンターテイメントとして存在しているということもあるため、的確なコメントばかりの審査員を集めても盛り上がりには欠けるのかもしれませんね。炎上も盛り上がりの一種と考えると、そういう人は必要なのかもしれません。
管理人としては、この騒動で審査する人がいなくなり、番組自体がなくなるということだけは避けてほしいと思います。
毎年12月の忙しい時期に、M-1の「笑い」を楽しみにしている人は多いはずですので、来年度も開催されることを期待しています!