映画「アド・アストラ」感想!
宇宙がテーマの映画が好きで、結構観ているのですが、今回の映画はこれまで観たSF映画の中ではかなり人間の深いテーマを扱った映画でした。
主人公の妻役に、リブ・タイラーが登場するということで、どうしても映画アルマゲドンの印象が強くて(同じく舞台が宇宙だったので)、そんなスタンスで観ていたら、全く違っていい意味で裏切られました。
管理人が思う見どころのポイントは3つ
スケールが大きい!未来ってこんな感じになりそう!
とにかくスケールがデカイ!
今、宇宙への民間旅行が話題になっていますが、それをすっ飛ばして100年後はこんな感じになってるという具体的なイメージが凄かった。
行動範囲もハンパない感じで、確かに100年という月日があれば、こんな未来像も可能かもしれない・・・と思わせる舞台設定でした。
全体的に暗い!ブラピがクールすぎる
近未来としては、テクノロジーを駆使してこんなことが実現できそう!というイメージは湧いたのですが、なんだかちょっと楽しい未来という感じではありませんでした。
これは、ストーリーが深いテーマを扱っているため、仕方ないのですが、とにかく全体的に暗~い感じで話が進んでいきます。(最後まで)
主人公のロイ(ブラピ)も、さらっと優秀すぎだし、クールすぎて人間味がない(それが今回の映画の肝なんですけど)
人間と孤独というテーマを深堀りしている
ストーリーの核となるテーマが「人間とはなんぞや」系の重いテーマだということもあり、何かと考えさせられることが多かったです。
すべてはロイから見た父への想いが中心になっていて、その中での葛藤と心の変化をうまく表わしていたような気がします。(父から子への感情は見えてこなかった)
特に、家族や身近な人との人間関係を描いた作品の中では、かなり本質的なことを伝えようとしている映画だと感じました。
人が幸せに生きるためには、人と関わりというものがとても大切で、そしてそれは自分次第なんだということを改めて思いました。
この映画を観るのにオススメなのはどんな人?
この映画を観るのにオススメなのは、
- 家族や友人との関係に悩んでいる人
- 人間関係に疲れて距離を置きたいと思っている人
- しっとりと深く考えさせられる映画が好きな人
- スケールの大きい映画が好きな人
などかなと思います。
間違っても、楽しい気分になりたい人が観る映画ではありません(笑)
映画「アド・アストラ」ネタバレ感想!まとめ
久しぶりに公開初日に映画を観ましたが、お客さんでいっぱいでした。
やはり映画館で観ると、感情移入もしやすいですね。
この映画は、主人公のブラピが孤独と向き合い、自分の感情を深く深く掘り下げていくことで、本当に人間にとって大切なものは何か、ということがとても良く伝わってくる映画でした。
次はもうちょっと楽しい映画のレビューをしようと思います!