もくじ
募集はある?プライベートジェット専属CAになるには?
プライベートジェットのCAは、公に募集はされていないようです。
直々にオファーされる形で、要するに「引き抜き」が多いのでしょう。
各機にCAさんはだいたい1人か多くて2人ですので、本当に空きが出ないと採用はないでしょうね。
だいたいプライベートジェット専属のCAのオファーがかかる人は、国際線CAの経験が5年以上あるベテランだそう。
ファーストクラス搭乗のお客様へのきめ細やかなサービスを行えるスキルなどが必要となるので、おそらくLCCや国内線のCAの方へのオファーはないのではないでしょうか。
国内でもプライベートジェットを所有している人は少ない上に、1機につき必要なCAも1人か2人ですので、かなり狭き門ですね。
運とタイミング、そして縁が重要なのではないでしょうか。
プライベートジェット専属CAの給料はどれくらい?
まずは、日本の航空会社のお給料はどれくらいか見てましょう。
JALにお勤めしていた方の話では、新卒の初任給は、
現在四大卒、短大卒、専門卒で182,000円となっているそうです。
JALのCAの平均の年収は以下のようになっています。
20代前半 約300万
20代後半 約370万
30代前半 約460万
30代後半 約540万
オファーがあった時点での年齢によって、年収も違うと思いますが、その時の自分の年収よりも大幅に高くないときっと承諾しないですよね。
それを考えるとプライベートジェット専属としての給料は想像できますよね。
超太っ腹な雇い主だと、かなり待遇も良いでしょうね。
正確には、プライベートジェット専属CAのお給料は雇い主によるというのが本当のところでしょう。
専属CAの仕事は?デザインセンスが問われる
通常、CA(キャビンアテンダント)の主な仕事は、大きく分けて「機内サービス」と「保安管理」の2つの仕事があるようです。
<機内サービス>
乗客が機内で安心かつ快適に過ごしていただけるよう、乗客一人ひとりの様子に気を配りながら食事やドリンクの提供などを行います。また、離着陸の注意事項や非常時の説明、機内食や新聞、雑誌、毛布の配布と回収、免税品の販売なども行います。簡単なカクテルを作ったり、子どもの世話をしたり、乗客からの問い合わせに対応したりと、リクエストはさまざまですが、できるだけ応えるように努めます。
<保安管理>
保安管理とは、乗客の安全を守る業務です。日常的に機体に異常がないかなどの安全確認をすることと、緊急時には乗客の安全を守るため、迅速かつ適切な対応をとることが求められます。機内で何かトラブルが起こった際の対応は、客室乗務員の大切な役割となります。急病人への救急処置、天候の悪化時の機内の安全確保、ハイジャックや緊急着陸時の乗客誘導など、空の上という特殊な場所で、乗客の安全を守るために、非常時に冷静に対応をしなければなりません。
引用元:客室乗務員の仕事
プライベートジェットCAの主な仕事は、普通の飛行機での仕事と基本的には同じだと思いますが、プライベートジェットCAならではの仕事もあるようです。
詳しく見ていきましょう!
プライベートジェット専属CAは要望に合わせ買い出しも!
プライベートジェットの乗客は、ほとんどがスペシャルなお客様。
CAは常に最高のおもてなしをする必要があります。
機内での食事をケータリングサービスで手配しておくこともプライベートジェットCAの
ですので、お客様の好みを事前にチェックし、必要なものや喜んで貰えそうなものを事前にリサーチし、揃えておくことは大切だといいます。
ある程度ものは機内に保管されてるようですが、牛乳やオレンジジュース、果物、お花や雑誌などはそのフライト前日に買い出ししておくそう。
また、リクエストなども事前にあることも多いそうなので、食事などのケータリングサービスへの連絡や、希望されたときにすぐ作れるよう軽食などの材料を調達しておくことも大切なんだとか。ときには自宅で作ってくることもあるようです。
常にホテルの周りにどんなスーパーやレストランがあるのかリサーチしていないといけないのですね。
とにかく気が利く人であることはプライベートジェットCAとしての必須条件のようですね。
季節の飾り付けは重要!専属CAはセンスが問われる
ウエルカムテーブルの用意もプライベートジェット専属CAの大切な仕事です。
普通の飛行機でもファーストクラスではウエルカムドリンクがあったりしますが、それの豪華版というところでしょうか。
お客様が機内に入ったときの印象を最大限に良くするため、これらの飾り付けなどにはとても気を使うようです。
特に、季節感やセレブ感を演出するのにこれらの飾り付けはかなり重要なポイントだそうです。しかし、実はこのウエルカムテーブルは、離陸時にはすぐ片付けてしまうようですが。
なんだかもったいない感じがしますけどね。
飾り付け等のデザインなどは、専属CAのセンスで大きく左右するので、常にアンテナを張って素敵なものを積極的に見たり、雑誌などで良さそうなものを参考にしてみたりと、勉強も怠らない努力が必要でしょう。
ただ、逆の視点で考えれば、こういった演出が好きな人であれば、自由に自分のセンスを生かして機内を作り上げることができるので、とてもやりがいがあると感じるのではないでしょうか。
プライベートジェット専属CAの募集はある?まとめ
いかがでしたか?
プライベートジェット専属のCAは、雇い主もかなりのセレブ。
滞在先は、通常では行けない場所に行けたり、ホテルもハイレベルなところに滞在できたりと、かなり優遇されているようです。
ただ、デメリットとしては、雇い主がなにかのタイミングでプライベートジェットを手放してしまったら、もう仕事がなくなってしまうというところでしょうか。ずっと所有し続ける保証はありませんし。
それを考えると、安定かお給料かを天秤にかけてオファーを受ける必要がありそうですね。