2020年4月から小学校でもプログラミングの授業が必修化されます。
生活がどんどんデジタル化し、AIなどの新たな技術が生まれる中で、10年先の未来すら予測することが難しくなってきていますよね。
未来もさらに進化した情報社会なのは間違いないですので、今後プログラミングのスキルは持っておいて損はないということ。
しかし、小学校でのプログラミング学習というのは、あくまでも体験程度にとどまるのではと管理人は思います。
今回は、数あるプログラミングのおもちゃの中で、今話題のトイドローンの良さをご紹介したいと思います。
我が家にもありますが、学習と意識しなくて親子でプログラミングを学べるのでとてもお薦めですよ!
プログラミング学習の導入として、遊びながら取り入れるのがおすすめです!
ぜひご参考にされてみてください!
もくじ
ドローンのプログラミングが活躍!学ぶ目的を意識する

2018年2月に行われた平昌オリンピック。
開会式の映像で、インテル製のドローンが一斉に夜空を彩ったのは記憶に新しいと思います。
インテル社とオリンピックが共同で公式プログラムとして、ドローンのパフォーマンスショーを行いました。
引用元:YouTube
上の動画はインテル社の公式のものです。
実際にプログラマーたちがたくさんのドローンを手に準備をしている様子や、パフォーマンスをドキュメンタリー形式で紹介しています。
国際色豊かなインテルのスタッフが英語で話しをしていたり、プログラムをモニターでチェックしながら確認しているところなど、子供だけでなく大人が見ても「かっこいい」と感じると思います。
何かを学びたいと思う時、おそらくその原動力となるのは「こうなりたい」「かっこいい」という感情ですよね。
この平昌でのドローンによるパフォーマンスは、プログミングを学ぶ意義というものを、実際の映像を見て感じることができるのではないでしょうか。
プログラミング教育にはドローンTELLOがおすすめ

ドローンといっても、今はかなりの種類が展開されていて、どれを選べばよいのかわかりませんよね。
ドローンも国土交通省に許可申請が必要なタイプのものと、許可申請が不要200g以下の小さいおもちゃタイプのトイ・ドローンがあります。
今回ご紹介するのはトイ・ドローンのTELLO(テロー)というものです。
航空法の適用外のトイ・ドローンで、その重さはなんと80gと超小型です。
しかし小さいからと言って侮るなかれ!
このTELLOは、かなり優秀なトイ・ドローンなんですよ!
【DJI公式】Ryze Tech Tello Powered by DJI テロー トイドローン カメラ HD動画 ドローン カメラ付き 初心者 スマホ 小型 空撮 GPS drone
どの部分が優秀でおすすめなのか、詳しく見ていきましょう!
TELLOの飛行は安定感抜群!コントローラーはスマホで!

TELLOのおすすめポイントとしては、まず飛び方がとても安定しているということです。
ですので、狭い室内でも少しの操作練習で簡単に飛ばすことができます。
特に室内では風がないので、ストレスなしの飛行です。
外で飛ばすときには、航空法に抵触しない『広い広場』や『川原』などの場所で飛ばす必要があります。風がない日がおすすめです。
コントローラーはiPhoneやAndroidなどのスマホを使用することになっています。
専用のアプリをダウンロードする必要がありますよ。
ドローンが届いて飛ばすまでの動画で、詳しいものがありました!
※電源アダプタは、別売りなので自分で用意する必要があります。
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ちなみに我が家にはありませんが、コントローラーは専用のものあります。
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TELLOは写真や動画も撮れる!
TELLOは超小型ながら、かなりの高性能。
安定した飛行の他に、搭載されたカメラで動画が静止画を撮影することができます。
気になるカメラの動画顔像度は、HD:720p/30fpsです。
撮影した動画は、かなりクリアな印象です。
引用元:YouTube
飛行しながら、上空から撮影することがいとも簡単にできてしまうのです。
撮影した動画を編集して作品なども作り出すことができれば、楽しみかたはさらに広がりますね。
さらに、TELLOは様々な飛行パターンがあります。
前後・左右・上下はもちろんのこと、アクロバット飛行というものも出来ます。
縦や横に回転もできるので、ダイナミックな動きは見ていてとても面白いですよ!
ちなみに、バッテリー満タンで13分程の連続飛行が可能です。
ちょっと短いのが気になりますが、他のトイ・ドローンもこのくらいかこれ以下の飛行時間ですので、バッテリー容量を考えると今の所このあたりが限界なのでしょう。
ドローンのアプリでプログラミング教育を実践!英語も

こちらのドローンTELLOは、アプリ【Drone Blocks】でプログラムを作成することができます。このアプリがプログラミングを学ぶのに最適なんです。
【Drone Blocks】は、画面上でプログラム(ブロック)を組み合わせることで、自分で設定した通りにドローンを飛行させることができるんです。

表示は英語ですが、慣れれば簡単!
英語の勉強にもなりますね。
まずは、スマートフォンで【Drone Blocks】をダウンロードしましょう。

アプリとドローンを接続する
TELLO本体と、アプリの接続の仕方の流れをまとめました。
慣れたら簡単です。
- TELLO本体の電源をONにする
- iPhoneのWifi設定画面で、「TELLO-○○○○」を選択しWifiをONにする
- Drone Blocksの画面で接続設定する。
- Drone Blocksの画面でプログラムを作成し実行する。
ちなみに、TELLOのバッテリー容量が少ないので、④のプログラム作成は先にしておくと良いかもしれません。
Drone BlocksとTELLOの接続設定
上記の①と②を済ませたら、まずはDrone Blocksの右上の「Untitled Mission」の右のマークをタップします。
そうすると、このようなメニューが出てくるので、一番下の「TELLO Blocks」をタップし、出てきた「Connect」のボタンをタップすると接続になります。

各スクリプトの意味は?英語も学べる
プログラムを作成するには、中央画面にブロックをドラッグして組み合わせて行けばよいのですが、それぞれどのような動きをするのか把握していないとできませんよね。
英語ですので、分かりやすいように和訳にしてみました。
ちなみに、スクリプトとは命令のことです。
Take Off …離陸のスクリプト
離陸する命令のスクリプトです。
ここからスタートですね。

Navigationでは、上昇や下降、また左右の動きなどが設定できます。
また、スピードも調整することができます。

foward…前進
backward…後進
hover…その場で留まる
yaw…軸で回転
ちなみに単位はインチ(in)かセンチ(cm)を選択できます。
座標(xyz)で細かい位置を指定することができます。
Flip…アクロバット飛行、8Dフリップのスクリプト
宙返りなどのアクロバット飛行もプログラムの中に組み込むことができます。

Camera…カメラのスクリプト
カメラで動画や静止画を撮る指示を出すことが出来ます。
何秒間撮るなどの設定も出来ます。

Loops…リピートするスクリプト
Loopsは、選択した部分を数字の回数だけ繰り返します。

Logic…処理の流れや手順
もし~したら、~するという条件などを設定することができます。

Math…Logicとの組み合わせで使用
子供と一緒にプログラムをつくるなら、あまり出番はない箇所かもしれません。

Variables…変数を返す
我が家では出番はありませんでした。

Land…着陸
最後は着陸のスクリプトを設定して終わりましょう。

Launch Mission…実行のスクリプト
右上の三本線のマークから、Launch Missionをタップすると、作成したプログラムを実行することができます。

最初は簡単なプログラムから組んで学びつつ、徐々に音楽に合わせてプログラムを作ってみたり、障害物を除けるプログラムを作ってみたりと、バリエーションを広げていくと良いと思います!
子供がプログラミングを楽しく学べるドローン!まとめ
いかがでしたか?
全くプログラミングに触れたことがない方でも、きっと楽しみながら体験できると思いますよ!
ちなみに、TELLOは無料の子供向けプログラミングソフト「Scratch(スクラッチ)」でも、このTELLOを飛ばすことができます。
「Scratch(スクラッチ)」自体も、プログラミングを学ぶのにはとても良いソフトなんです。
しかし、TELLOと同期させるのに少々手間がかかるので、ドローンでプログラミングを体験して、その後「Scratch(スクラッチ)」で学ぶという流れが良いと思います。
小学生の「自由研究」にもとても良いのでおすすめです。

