40代後半で正社員への転職を2度成功させたにもかかわらず、
2社目の会社を5ヶ月で逃げるように退職したみともんです。
辞める2ヶ月ほど前から、
うつ病のような症状が出始めました。
結果的に、辞めることになったのですが、
転職自体は何度か経験があったものの、
これまで、このような状態になったのは初めてだったので、
自分なりに分析してみました。
今回は、その時の忘備録として、
自分が出たうつ病の症状と、仕事が向いていないという判断に
役立った考え方を共有したいと思います。
うつ病で仕事に行きたくない!症状はどういう感じ?
実は在職中には「うつ病」とは判明していなかったのですが、
辛い症状が出て続けられないと自己判断し、仕事を辞めました。
退職後2ヶ月以上たっても
症状が改善しなかったので心療内科に行ったから「軽度のうつ病」であると診断されました。
私の場合、ひどくなる前に退職したので軽度で済んだのかもしれません。
症状としては、
- 気分の落ち込み
- 職場でも自宅でも涙が止まらない
- 焦燥感など
- 生きていたくない気持ち
など、明らかに普段と違う感じが続きました。
何を食べても美味しく感じない、何をやっても楽しくない、
将来の展望がない、希望がない・・・!
それにこういう症状が出始めると、仕事もさらにうまくいきません。
ミス連発でした。
など、今考えると
会社に行くのがやっとという状態でした。
40代で辞める決断!向いていないと判断した私の基準
うつ病の症状がある状態では、自分を「客観的」に判断するというのは難しいことかもしれませんが、斜め上から俯瞰するような感じで自分を観察してみると良いのかなと思います。
その上で、自分に以下の疑問を投げかけてみました。
これは、今後どうしようか悩んでいる時に、自分なりに考えた「向いていない」と判断する基準です。ご参考になれば幸いです。
- 仕事に対して楽しい・充実していると感じる瞬間がわずかでもあるか
- 前進している実感があるか
- 今の仕事を1年後、5年後、10年後も続けていけるか、いきたいか
- パワハラ・いじめを受けていないか
詳しくみていきましょう。
①仕事に対して楽しい・充実していると感じる瞬間があるか
楽しい・充実している
そんな気持ちは湧いてきますか?
もし、少しでもそういう気持ちがあるなら大丈夫です。
でも、そんなことを考える余裕もなくて、嫌な気持ちしかないようなら黄色信号です。
私の場合は、当然そんなことを考える余裕もなく、常に焦燥感に駆られていた記憶しかありませんでした。
②前進している実感があるか
入社後3ヶ月も経てば、少しは仕事も覚えてくるはずです。
それも踏まえて、考えてみましょう。
実感として、自分は前に進んでいるという実感があるか。
仕事はなんとなく覚えたけれど、
- ミスが全く減らない
- 常に緊張している
- よくわからないけれど萎縮している
こういう状態なら、黄色信号かもしれません。
③今の仕事を1年後、5年後、10年後も続けていけるか
雇用期間の定めのない正社員なら、ずっと働くことが前提です。
自分が辞めるまでは定年までずっと働くことになりますよね。
今の仕事・職場でずっとこの仕事を続ける
そう。1年後、5年後、10年後も続けていくのです。
イメージしてみてください。
いけそうですか?
「まあ、なんとかいけそうかな」と思うなら大丈夫。
イメージしてテンションがかなり下がったり、将来への展望が暗く感じるようなら黄色信号です。
私の場合は40代後半で後がないのにも関わらず、この職場過ごす1年先の自分すらイメージできませんでした。
④パワハラ・いじめを受けていないか
いくら仕事に慣れてきていても、人間関係が良好でないと続けるのは難しいです。
向いていない仕事でも、周りの同僚のサポートがあれば続けていくことはできます。
パワハラ・いじめは、やられた側の捉え方にもよると思いますので、これは人よるところかもしれません。
しかし、大人によるパワハラやいじめというのは、結構はっきりとしていないことが多いです。
表面上は親切に接してくれていても、実はそうではないこともあります。
やる気を失わせるような発言をする人がいたり、
バカにするような言動をされた時には、その職場での人間関係はあまり良好なものとは言えないかもしれません。
うつ病の症状で仕事に行きたくないのは自信喪失が原因
うつ病の症状は、似たようなものに適応障害にも当てはまる部分があります。
仕事が原因で体調を崩している場合、うつ病なのか、適応障害なのか、判断が難しいところですが、仕事を辞めて症状が治るようなら適応障害だということを一度受診した心療内科の先生にお聞きしました。
私はこれまで、過去に1度、うつ病のような症状が出たことがあります。
もう20年くらい前のことです。
その時は、当時の仕事を辞めて、すぐ新しい仕事を始めたら症状は治ったので、うつ病ではなく適応障害だったのだと思います。ただ、たまたま新しい仕事が自分に合っていて、自信を取り戻したことが大きかったのかなとも思います。
要するに、職場で発症したうつ病のような症状は、仕事が合わなくてうまくいかないことによる「自信の喪失」が起因していると思うのです。
40代という年齢も大きな理由だったと思います。
ということは、退職した後、すぐに仕事に就けなかったり、新しい仕事もまた合わなかったりすると、うつ病のような症状は改善するどころか、悪化していくと予想されます。
自信を失うと、自分自身の存在価値に疑問が生じます。
どんどん、「自分は価値のない人間だ」と思い込み、もう何もできないとさらに落ち込んでいきます。
正直、うつ病のような症状が出ている時は難しいことかもしれませんが、
大切なのは、自信を取り戻すこと。これにつきます。
少しでもいいので、自分ができることを認めて自分で自分を褒めてあげる。
また、自分を責めすぎないこともかなり大切です。
これがなかなか難しいのですが。
うつ病の症状で仕事に行きたくない!まとめ
本来なら、自分の性格や資質などは、ある程度自己分析して、
合いそうな仕事をチョイスすべきですが
未経験の仕事や異業種への転職では、自分にできることがよく分かっていない場合もあります。
仕事というのは、求人票の記載や、面接での短時間の説明などではよくわからないものです。やってみないことには、合う合わないはわからない部分も多いですし、仕事の中でも予想できなかった業務もあったりしますので、致命的にできないこともあるかもしれません。
時間の経過とともに、仕事ができるようになっていくのか、
それとも、この仕事は続けていっても難しいかもしれないというのは、直感が働く部分もあるはずです。
辛い症状が出て、今の仕事に向いていないと判断したなら、次へステップを考えましょう。
私の場合はすぐ退職してしまったのですが、休職できるなら休職し、転職先を確保してからが理想的ですね。もしくは、心療内科を受診し、診断を受けておくことで、すぐ退職してしまっても失業手当が出ることもあります。(私は受診していなかったので自己都合扱いでした)
次回は、退職後の私の行動をまとめます。
ご興味のある方は、ぜひご覧ください。