テレビをつければ、闇バイト強盗のニュースがしょっちゅう流れてくる毎日の中で
常に不安を募らせています。
なぜなら、私の両親は遠方で2人で住んでいるからです。一軒家で。
駆けつけるには、飛行機に乗っていく必要があるため、
どんなに頑張っても半日はかかります。
今は70代で元気に暮らしていますから、
まだまだ介護なんて先かなーなんて安心していたのですが、
その考えは甘かったです。
この物騒な世の中では、介護が必要な時期など関係ありませんし、
実家が市内で近いからというのも関係ありません。
ターゲットになってしまえば、タイミング問わずいつでも危険に晒される恐れがあります。
そして、ターゲットになるかならないかは、正直な話、運でしかありません。
もし、ターゲットになっていたとして、
どのような対策をしたら、犯行グループは諦めて帰ってくれるのか。
そもそも、ターゲットに選ばれないためにはどの様な対策が必要なのか。
有効と考えられる対策は、早いうちにしておくに越したことはありません。
今回はいろいろなパターンを想定して、考えてみましたので、
記事にまとめました。
私は団塊ジュニア世代です。
おそらく私と同じ様に団塊の世代の後期高齢者を迎えた親御さんを持つ方も多いと思います。
世の中のたくさんの方の参考になりますように!
【防犯対策】闇バイト強盗を撃退するために
まずは、強盗のターゲットにならないために、少額で用意できるものから、多少費用がかかるものまで順番にご紹介していきます。
1.防犯シールを玄関などに貼る
まずは、防犯シールを手に入れましょう。
実際に防犯カメラがついてないと貼ってはいけないなんて決まりはありません。
一目見て、防犯カメラがついている可能性のある家と、
防犯カメラの存在が分かりにくい家では
どちらがターゲットになりにくいかは少し考えればわかります。
シールはでもどこでも入手できますので、
まずは、ぜひ手に入れてください。
できれば、具体的な警備会社のシールなどを貼れればさらに効果は高まると思います。
ただ、強盗の実行犯は指示役が選んだターゲット宅に侵入せざるを得ないので、
シールを貼っていようか貼っていまいが関係ない場合も考えられます。
しかし、防犯シールを貼っていることでターゲットにされる確率が少しでも下がるなら、貼らない手はないのではないでしょうか。
2.防犯フィルムを窓ガラスに貼る
強盗は窓ガラスを割って侵入する確率が高いと聞きます。
そして、住宅用の窓ガラスは、強化ガラスでもない限りはハンマーなどで叩けば子供でも割れてしまう場合が多いですから、どんなに鍵をしっかり閉めても入れてしまうのです。
ただ、強化ガラスとまではいかなくても、すぐに割れなかったら侵入にも時間がかかりますし、異変に気づいて少しの間時間稼ぎもできます。
貼るのは大変だと思うので、手伝ってあげましょう。
侵入までに5分ほど要すると半数は諦めるというデータもあるようです。
シャッターなどがあれば、閉めるのも有効です。
3.防犯アラームを玄関や窓ガラスに設置する
窓ガラスや玄関に防犯ブザーを設置するという方法もあります。
ただ、窓が多い家だと、たくさんアラームが必要になりますし、オンオフの動作も結構手間です。
もし設置するなら、リモコンがあるほうが便利です。
そして、入れ忘れ、切り忘れなどもあるので、導入直後は気をつけているかもしれませんが、いずれ自分で鳴らしてしまうようになるいうこともありますね。
そう考えると、高齢になればなるほど、取り入れにくい対策かもしれません。
4.防犯カメラを設置する
防犯カメラの存在は、犯人にとっても抑止力になると思います。
必ず外から来ますので、侵入経路に障害となるものが多ければ多いほど、諦めて帰っていく率は高まります。
玄関や庭などの外につけるもの、室内に置いておくもの、いろいろタイプがありますが、どちらも設置しておけば安心感は高まります。
こちらは工事が必要ですが、室内と外とどちらも対応できるので安心ですね。
複数のカメラがあれば、玄関だけでなく勝手口が庭側に設置できるので便利です。
設置やアフターサポートもあるようです。
録画機もあれば、防犯カメラの解析にも役立ちますね。
工事の必要としない手軽なところだと、こちら。
遠隔から声で威嚇できるアラームもありますし、外壁につける回転灯などで異常を外に知らせるということができるものもあります。
室内用だと、ベビーモニター・ペット用モニターなどいろいろと種類はあります。
悪質な犯人だと、カメラすら壊されてしまう可能性もありますが、それを言っていたらキリがありませんので、できる限りの対策はすべきだと思います。
5.警備会社と契約する
いろいろ自分で対策するのが面倒、ということであれば、プロの力を借りるのも手です。
ホームセキュリティのサービスを提供している会社はいくつもあります。
- セコム
- アルソック
- CSPセントラル警備保障
- 全日警
- 関電SOS
- 東急セキュリティ
サービスの内容はよく比較する必要はありますが、お金を出せば自分ですべき対策をサポートしてもらえます。
また、有事の場合には駆けつけてくれるサービスもあるので安心感はあります。
ただし、警備会社の待機場所から自宅が離れている場合は、駆けつけてくれるまでに時間がかかるので注意が必要です。
私の実家の場合は、警備会社の待機場所から10kmほど離れているので、あまりメリットがないサービスとなります。
6.一軒家から引っ越す
これはもはや極論となってしまいますが、そもそも一軒家は防犯には向いていない建物です。大きさにもよりますが、集合住宅に比べて出入り口が多く、隙がありすぎます。
団塊の世代は、「マイホームを建てて一人前」という概念がある人が多く、一軒家に住む人が多い印象です。そして、大きければ成功の証、とまで思っていて揺るぎありません。私の両親も夫の両親もそのタイプです。
私自身、マンションに住んでいるので、防犯面で優れているということは証明済みなのですが、なかなか聞く耳を持ちません。
しかし、老後ともなると、子供と同居しない夫婦のみや単身世帯には、大きすぎる家は管理面を含めてもデメリットが多く(本人たちはそうはいいませんが)、将来的に考えても「売却」できるうちにマンションなどに引っ越して身軽になっておいた方が良いのではないかと子供の立場では思うのですが。
そうはいっても、なかなか住みなれた我が家を元気なうちに手放す、というのそうそう割りれないものがあるのもわかります。
ただ、少し前までは、少なくとも本人たちが病気や認知症など介護が必要になる時期までは・・・と思っていたのも、昨今の闇バイト強盗で本気で対策などを考えないといけないと思うのです。
【命を守る】強盗に侵入されてしまった時に備えて
どんなに防犯対策をしても、運が悪くターゲットにされてしまい、家の中に侵入されてしまった場合、まず、
絶対に鉢合わせにならないようにする
ということが必要です。
そのためには、日頃から気を付けておく必要があります。
- できれば寝室は防犯上入ってこられにくい部屋にして、鍵をつける。
- 物音がしても、見に行かないで「防犯カメラ」等を使って確認する。
- 携帯電話は肌身離さず持っている
また、強盗犯に早急に家から出ていってもらうためには、
目につくところに、
十数万円の現金を置いておく
というのも有効かもしれません。
最悪の手段ですが・・・。
でも、何か収穫があるまでは出て行かないとなると、
エサとなる現金をすぐ渡して出て行ってもらうということは、身を守るためにも対策としてはアリなのでは?と思うのです。
常に現金を置いておくとしても、自宅に入ってこなければわからないですし、見られなければ取られないのですから。
闇バイト強盗から親を守れ!まとめ
私の場合、コロナ禍だったことや、子供のことや仕事など、さまざまな事情でなかなか実家に帰省できないで数年経過しています。
いくらLINEで毎日顔を見て電話していても、いざという時に駆けつけられない距離にもどかしさを感じています。
なるべくなら、子供たちがこまめに様子を見にいくと防犯対策としてもかなり有効になるとも思うのですが。しかし、私たち子供世代も、帰省費用などが嵩むと家計も逼迫します。
これから訪れる遠方介護に向けて、真剣に考えなければならないと思う今日この頃です。
日々リサーチして、共有させていただければと思います。