仕事のこと

適応障害は仕事を辞めたら治る?40代後半で転職失敗で退職するまで

社会人になると
様々な壁にぶつかります。

私自身、まさか40代後半になって
心の病で失職という困難にぶち当たるとは思いませんでした。
完全に転職失敗です。

かなり落ち込みました。
今でも引きずっています。

でも、落ち込んで引きこもっていても
生活しなければなりません。
教育費も必要です。

残りの人生を生き抜くためには、
なるべくなら負担のない向いている仕事で
収入を得る必要があります。

今回は、向いていない仕事で心の病(適応障害?)を発症してから退職を決意するまで
忘備録として記録してみました。
また、退職したら適応障害のような症状は治るのかどうかも載せてきます。
現在進行形でまだまだ立ち直る方法も手探りではありますが、記事にしてみたいと思います。

ぜひ、同じような状況の方の参考になればと思います。


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40代後半で正社員へ!転職2回成功で人生が上向き?

非正規から正社員になろうと思ったきっかけは、
長男の高校受験のための塾代が今後高くなることが予想されたからです。

高校受験だけでなく、2人の子供の教育費はどんどん大きくなって
家計が回らなくなるというのは想像ができていたことでした。

だから単純に、収入を上げたいというのが転職するきっかけでした。

そういう理由で、
40代後半で、意を決して非正規からの脱却を図るべく、
正社員へ転職をしました。異業種への転職です。
それも2回も。

なぜ異業種にしたかというと、
もともといた業種は教育業で、40代の正規採用はほぼなかったことと、
もし正規採用されたとしても残業や休日出勤がデフォルトだったため、
家庭との両立が難しいと考えたからです。

1回目の転職先は、業務内容はこれまでの経験が活かせるものでした。
仕事は正社員だし、業務内容も負担が少なくよかったものの、
採用時に聞いていた休日の条件と違っていて、
年間休日がかなり少ないということがネックとなっていました。

そこで入職後約1年で、もっと雇用条件の良い異業種の仕事に応募。
SPI試験を受け、運良く正社員で転職をすることができました。

今考えると、この年齢でよく正社員で転職できたなと思うところですが、
あとあと聞いてみると、社員が定着しない離職率が高い会社だったようです。
この2回目の転職先の仕事が、絶望的に合わなかったんです。

2回目の転職先は、
業種は割愛しますが、こちらも未経験でした。
未経験OKという求人だったので、なんとかやれるだろうという
甘い考えで入職しました。

この時までは、
この年齢で正社員なんて、人生うまくいってるんじゃない?と
自分で思っていたのですが。


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適応障害で40代後半で仕事を辞める決断

2回目の転職先での初日。
勤務後に「この仕事は向いていない」ということがはっきりとわかりました。
長く生きていると、これまでの仕事経験もいろいろとありますから、
向き不向きが自分でなんとなく分かるものです。

どういう仕事内容かは、説明されていましたが
仕事って本当にやってみないと分からないものですね。
(説明になかった仕事も多々ありましたが)

こういったミスマッチを防ぐには
やはり実際にやってみてから入職できるシステムか、
もしくは自分で一度バイトか何かで試してから入ることが
有効だと思います。

向いていない仕事は、より慎重になります。
慎重なので、時間がかかります。
そして、残業が増えます。悪循環です。

それに加え、同僚も「年上の新人」は扱いにくいようで
なかなか馴染むことができませんでした。
これは、私自身の人間性にもよるので
馴染めるか馴染めないかは人によるかと思います。

そんな中、毎日ミスを指摘され、
同僚のリーダーにも「あなたはこの仕事向いていない」と言われ、
自信を失っていきました。

5ヶ月目に入った頃、
職場に行くとミスを恐れて「焦燥感」により涙が出てくるように。
周りに気が付かれないように必死で隠すようにしていましたが、
それでも隠し切れずに
1時間トイレで落ち着くのを待ったりしたこともあります。

自宅に帰ると、あれだけ時間をかけた仕事なのに
ミスをしていないか気になってずっとそのことを考えたり、
なかなか眠れなかったり。涙が出たり。
楽しいと思えることも無くなってしまいました。

そもそも、家庭についても、
向いていないゆえに時間がかかるため
残業も多く、家事との両立ができなくなり、
毎日子供達にはスーパーのお惣菜やお弁当など
食事作りにも気を遣えなくなってしまいました。

全てにおいて自信がなくなり、
もう、生きていることすら辛くなってしまったのです。

心が壊れ始めていました。
なんとか退職の意向を伝え、その後2週間頑張って仕事をし、
逃げるようにして、5ヶ月で退職しました。


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向いていなくて適応障害の症状?仕事を辞めたら治る?

実は、私は「適応障害」かどうかは退職時には診断を受けていません。

心療内科を受診しながらでも、仕事を続けられるとは思えませんでしたので、
これはもうダメだ、と思った瞬間に退職を決意しました。

なるべくひどくならないように
早急にその職場から離れたかったのです。

自分は「適応障害」なのか、「うつ病」なのか
はたまた、実は発達障害の二次障害による「うつ」なのか、
今の時点では受診していないのでわかりません。

私の場合は、症状としては以下のようなものでした。

  • 仕事中涙が出てくる
  • 家にいても涙が出てくる
  • 焦燥感
  • 頭がぼーっとする
  • 思考力低下
  • 休日も仕事のことを考えて休めない
  • 無気力

ただ、子供の用事などで少し気が紛れることが救いでした。
(キツかったですが)
きっと、家に引きこもって寝ていたとしても、
ぐるぐるとネガティヴなことを考えていたと思います。

退職したあとは、焦燥感や休日の考え事などはなくなりましたが、
思い出すと涙が出てきたり、自信喪失で無気力な感じは残っています。

「適応障害」というと、
原因である職場(仕事)から離れると数ヶ月ほどで
症状は無くなっていくものだと思っていたのですが、

大事な「自信」というものを失ってしまった場合
きっと次の仕事で「自分はしっかりやれている」という実感がないと
なかなかダメージが回復できないのではないかと思うのです。

数ヶ月経った今も、完全には立ち直れてはいません。


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適応障害は辞めたら分かる?まとめ

私は転職する前は「教育」の仕事に10年以上携わってきました。
非正規ではありましたし時々ミスはしていても、
自信を持てるシチュエーションもあり、割と楽しく仕事ができてきた人間だと思っています。

今回の失敗は、仕事内容が向いていないということはもちろんのこと、
「正社員」という立場によるプレッシャーも少なからずあったのではないか、とも感じています。

非正規でずっと働いてきた主婦が、
いきなり責任感をもって「正社員」を、しかも未経験の仕事でこなすというのは
かなりハードルが高いのかもしれません。
これがかなり「適応障害」のような状態になってしまった原因としての要素が大きいのかと思います。

それに加え、家庭がある女性にとって、時間的な拘束もやはり厳しいものがあります。
もしかしたら、働き方のチョイスが間違っていた可能性も否めません。

私は氷河期世代の人間なので、正社員こそ成功者だという思い込みがありました。
ただ、40代後半から正社員になれても、年功序列によるベースアップもあまり効果はなく、なんなら新卒より低い月収からスタートということもあります。

もっと賢い働き方を考える必要性もあると、
今回の失敗で実感しました。

今後は、副業やダブルワークも含め、働き方を再検討し、
生活スタイルも見直すことが、今後を生き抜くことにつながるのではないか、と思っています。

一度、適応障害のように心にダメージを受けると、
復活するのに時間がかかってしまいます。

無理をせず幸せに生きていくために
いろいろ試行錯誤して、毎日を楽しく生きけるようにしていきたいと思っています。

しんどいけど、なんとか頑張って生きます。
同じように悩める方も頑張っていきましょう。


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ABOUT ME
みともん
氷河期世代。子供2人のかさむ教育費に頭を悩ませるアラフィフ。 40代後半で2度の正社員への転職に成功したが、結果的に適性のない仕事で心の病を発症し失職。ADHDを疑い始めるが診断はされていない。超めんどくさがり屋。人生を生き抜くために模索中。