いよいよ子供たちの巣立ちのセレモニー卒園式を意識する時期がやってきました。
そろそろ、保護者代表の謝辞を述べる人選も決定する頃ですね。
このサイトを訪れてくださっているあなたも、謝辞を述べることになっているのではないでしょうか。何を着ようか、何を書こうか、悩んでいることと思います。
今回は、そんな悩める保護者代表のあなたへ、少しでも参考にしていただけたらと思い、謝辞に必ず入れる「時候の挨拶」について最適な例文をご提供したいと思います。
まず謝辞の流れを簡単に確認!時候の挨拶はどこで?
まずは、謝辞の準備と流れを確認して行きましょう。
この流れを参考に組み立てて行けばスムーズですよ。
謝辞とは、保護者代表として
園の先生方や関係者の方々に対しての感謝の言葉
を述べることです。
つまり、園児たちや保護者たちへのお祝いの言葉は入れません。
一般的な謝辞の流れとしては
①冒頭部分
②時候の挨拶
③卒園式開催についての感謝の言葉
④保育園での生活を振り返っての出来事など
⑤先生方、関係者の方々への感謝
⑥子供たちへの未来についての言及
⑦結びの言葉
⑨日付と氏名
という感じ。
今回の「時候の挨拶」は、冒頭部分の次に述べることになります。
ちなみに、時間としては3分~5分くらいで読み終える1000字程度が目安となっています。このへんは、読む速度などにもよりますが、なるべくゆっくりと読むのがポイントです。
また、謝辞を書く用紙は、式辞用紙という紙を使いますが、最近はインクジェットプリンタ対応の式辞用紙もあるので、毛筆で手書きをしなくても、パソコンで筆の書体を選べばOKですね。
マルアイ 式辞用紙 大礼風 インクジェットプリンタ対応 GP-シシ11 … 挨拶状/祝辞/弔辞/謝辞
まずは、述べる謝辞を考えないとどうにもなりませんが、いろいろ参考になるサイトも多数ありますので、冒頭部分から1つずつクリアしてけば大丈夫です!
時候の挨拶とは?違和感のない春の季節感を!
時候の挨拶とは、挨拶状で最初に書く季節を表す言葉を用いた文章のこと。
手紙だったり、今回のように謝辞だったり、いろいろな場面で使われます。
時候の挨拶は手紙にも使える感じがポイント!
一般的に、手紙や社外文書など、拝啓の後ろに付く「○○の候」や、「暑中お見舞い申し上げます」などが時候の挨拶となりますが、 暑い季節や寒い季節など、相手の健康を気遣う意味もありますので、挨拶状には欠かせない文章です。
通常、時候の挨拶というと、改まった場面では堅苦しいかしこまった言い回しがふさわしいとされていますが、最近では謝辞でも普通の手紙に書くような砕けた表現を用いて行われることが多いようです。
春を表す「時候」の表現は?
では、春を表す時候の表現にはどんなものがあるでしょうか。
春の訪れを感じさせる言葉や季節の変わり目を表す言葉を入れるのがポイントです。
桜の花
桜便り
桃
緋寒桜
こぶし
菜の花
花の蕾(つぼみ)
桜の蕾
木々の芽吹き
若葉
花だより
沈丁花の甘い香り
野も山も春の化粧を始めた
やわらかな春の日差し
寒さの中にも
春寒
春霞のただよう季節
春まだ浅いこのごろ
春光うららかな好季節
山の雪化粧
一般的な春と住んでいる地域の季節感は異なる!
日本は南北に長く、同じ3月でも気候が全然違いますよね。
卒園式での子供たちや保護者の服装なども、気温の違いもあり、おそらく地域によって変わってくると思います。
しかし、違うのは服装だけではありません。
卒園式での謝辞に必ず入れる「時候の挨拶」も、季節感を表す言葉ですので気候に合わせたものでなければ必ず違和感を感じるはず。
管理人は北海道在住ですので、一般的な「時候の挨拶」に違和感を感じていた張本人です。
北海道など北の地域では、3月というとまだまだ雪が降る季節。
外は雪が降っていたり、たくさん雪が残っていてめちゃくちゃ寒いのに、卒園式の謝辞で「柔らかな春の日差しに花の蕾も膨らみ始め・・・」と始められると、ちょっと「えっ?」となって実感も何も沸かないのが正直なところですよね。
ということで、次では住んでいる地域に合った「時候の挨拶」を3パターンに分けて例文を考えてみました。
地域ごとの季節感を出す「時候の挨拶」の例文
ここでは卒園式の時期に「雪が残る寒い地域の春」「桜の花が咲く地域の春」に分けて時候の挨拶の例文を考えてみることにします。
北の雪が残る寒い地域の春の例文パターン
寒さの中にも、やわらかな春の日差しを感じられる季節となりました。
春寒もようやくぬるみ、わずかに春の到来を感じる季節となりました
野山も雪解けをはじめ、水ぬるむ季節を迎えました。
桃の節句も過ぎ、寒さもやっとゆるんでまいりました。
今年は雪が多く、春の実感に乏しい季節ではございますが…
ポイントは、「寒さ」も感じつつも、春の気配も取り入れるというところです。
つまり、「寒」や「雪」という言葉も入れるということでしょうね。
しかし、寒さだけを強調してしまうと、どうしても冬を連想してしまうので、「卒園」という雰囲気が出ません。
寒さが残りつつも何かしらの暖かさというものを入れていくと良いと思います。
一般的な春を迎える地域の例文パターン
柔らかな春の日差しの中で桜の花が待ち遠しい季節になりました。
やわらかな春の日差しを感じ、桜の花の季節となりました。
やわらかな日差しに花のつぼみも膨らみ始めた早春の佳き日…
花々のつぼみも、ようやくほころび始めたようでございます。
花便りの嬉しい季節となりました。
沈丁花の甘い香りがただよい、春の訪れを告げる今日このごろ…
窓から望む○○山の雪化粧もすっかり消え
一般的な春を迎える地域は、特に悩むことはないとは思いますが、それでも天候は取り入れたほうがベターですね。
ひと雨ごとに春が近づいてくるような気がいたします。
菜種梅雨というのでしょうか、当地は長雨がつづいております。
このところ、空は気まぐれのようで、落ち着かない天候がつづいています。
卒園式に雨が降っていたり、その時期に雨が続いているような場合は、上記のような挨拶も加えると良いかもしれませんね。
卒園式の謝辞は違和感のない時候の挨拶を!まとめ
いかがでしたか?
今回は、季節感に違和感のない「時候の挨拶」をご紹介しました。
謝辞だけでなく、ちょっとしたお手紙などにも使える例文になっているので、ぜひご活用いただけたら嬉しいです。
卒園の時期は、嬉しさと寂しさが入り混じったなんとも言えない気持ちになりますが、子供たちの成長を最も感じることができる時期でもありますね。
保護者代表として、人前に立つという経験もなかなか出来ることではありません。
準備期間も含めて良い思い出になること間違いなしですよ。
卒園式での謝辞、頑張ってくださいね。
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